【ズボラさん向け】体力ゼロでも大丈夫!寝ながらできる超簡単体幹・お腹ケア
運動はしたいけれど、疲れているし、なかなか重い腰が上がらない。そんな風にお感じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。特にデスクワークで長時間座っていると、お腹周りが気になったり、姿勢が悪くなったように感じたりすることもあるかもしれません。
でも、「寝ながら」ならどうでしょうか。起き上がってウェアに着替える必要もなく、布団やベッドの上で手軽に始められるなら、少し試してみようかな、と感じるかもしれません。
この記事では、体力に自信がない方や、とにかく最小限の労力で始めたい「ズボラさん」に向けて、寝たままできる超簡単な体幹・お腹ケアの方法をご紹介します。
なぜ「寝ながら」がズボラさんにおすすめなのか
寝たまま行うフィットネスには、いくつかメリットがあります。
- 労力が最小限: 体を起こす必要がなく、そのままの体勢で始められます。運動を始めるためのハードルが極めて低いと言えます。
- リラックスしやすい: 寝た状態はリラックスしやすく、心身の緊張が和らぎます。
- 安全に行いやすい: 地面に近い状態で行うため、バランスを崩して転倒するリスクが少なく、関節などへの負担も比較的少ない傾向があります。
これらの点から、「とにかく始めるのが大変」「疲れていて動きたくない」という方でも、取り入れやすい方法と言えるでしょう。
寝ながらできる!超簡単体幹・お腹ケアフィット
ここでは、寝たまま手軽にできるエクササイズをいくつかご紹介します。どれも道具は不要で、ほんの数分あれば取り組めます。
1. 寝たままドローイン(お腹凹ませ呼吸)
お腹周りの引き締めに効果が期待でき、体幹のインナーマッスルである腹横筋にアプローチできます。体力はほとんど必要ありません。
-
やり方:
- 仰向けになり、膝を立てて足裏を床につけます。腕は体の横に楽に置きます。
- 息をゆっくりと鼻から吸い込み、お腹を軽く膨らませます。
- 口からゆっくりと、時間をかけて息を吐き出します。このとき、お腹が背中に近づくように、できるだけお腹を凹ませます。お腹が固くなるのを感じられると良いでしょう。
- 息を完全に吐ききったら、お腹を凹ませた状態を数秒キープします。(無理のない範囲で)
- これを繰り返します。
-
回数の目安: 5回から始め、慣れてきたら10回程度行いましょう。
- ズボラさんポイント:
- 呼吸に合わせて行うだけなので、動きが苦手でも大丈夫です。
- 布団やベッドの上で、目覚めた直後や寝る前にゴロゴロしながら行えます。
- お腹を凹ませることに集中するだけでも効果が期待できます。
2. 寝たままヒップリフト(お尻上げ)
お尻やもも裏、そして体幹(特に腹筋や背筋の下部)にも刺激が入ります。座りっぱなしでお尻の筋肉が弱くなりがちな方におすすめです。
-
やり方:
- 仰向けになり、膝を立てて足裏を床につけます。(ドローインと同じ姿勢です)腕は体の横に置きます。
- 息を吐きながら、お尻を持ち上げていきます。肩から膝までが一直線になるようなイメージです。
- お尻を上げた状態で数秒キープします。お尻の筋肉がキュッと引き締まるのを感じましょう。(腰を反りすぎないように注意)
- 息を吸いながら、ゆっくりとお尻を下ろして元の姿勢に戻ります。
-
回数の目安: 5回から始め、慣れてきたら10回程度行いましょう。
- ズボラさんポイント:
- お尻を上げるだけのシンプルな動きです。
- 無理に高く上げようとせず、できる範囲で大丈夫です。
- お尻やもも裏に意識を向けるだけでも効果は変わります。
3. 寝たままニーツイスト(体側伸ばし)
背骨や腰回りの柔軟性を高め、体側やお腹周りを伸ばすことができます。デスクワークで固まりがちな背中や腰のケアにおすすめです。
-
やり方:
- 仰向けになり、膝を立てて足裏を床につけます。(これもドローインやヒップリフトと同じ姿勢です)両腕は肩の高さで真横に広げます。
- 息を吐きながら、立てた膝をゆっくりと片側に倒します。顔は倒した膝と反対方向に向けると、さらに体側が伸びるのを感じやすくなります。(肩が床から離れすぎないように注意)
- 倒した状態で数秒キープし、体側の伸びを感じます。
- 息を吸いながら、ゆっくりと膝を中央に戻します。
- 反対側も同様に行います。
-
回数の目安: 各方向5回ずつから始め、慣れてきたら10回ずつ行いましょう。
- ズボラさんポイント:
- 膝を左右に倒すだけなので、寝たまま楽に行えます。
- リラックスして、体の伸びを感じることに集中しましょう。
- 朝起きたときや寝る前に、体のこわばりを和らげるのに最適です。
継続するためのヒントと注意点
「ズボラさん向け」とは言え、やはり続けることが大切です。
- 「〇〇と一緒に」習慣にする: 例:朝目が覚めたらすぐ、寝る前にスマホを見たら終わり、など、既存の習慣とセットにすると忘れにくくなります。
- 完璧を目指さない: 毎日できなくても落ち込まないでください。週に数回でも、1日1分でも、やらないよりはずっと良いのです。
- 小さな変化に気づく: ほんの少しでも「お腹が凹ませやすくなった」「腰が楽になった気がする」といった変化を感じることで、モチベーションにつながります。
- 痛みを感じたら中止: 運動中に痛みを感じた場合は、すぐに中止してください。無理は禁物です。
- 体調が悪いときは休む: 風邪をひいているときや疲労が溜まっているときは、無理せず体を休ませましょう。
期待できる効果と変化の目安
これらの簡単なフィットネスでも、続けることで様々な効果が期待できます。
- 体幹の意識向上: お腹周りの筋肉を意識しやすくなります。
- 姿勢の改善: 体幹が安定することで、座っているときや立っているときの姿勢が良くなる可能性があります。猫背の緩和にもつながるかもしれません。
- お腹周りの引き締め感: 継続することで、お腹周りが少し引き締まったように感じられることがあります。
- 腰や背中の負担軽減: 体幹が強くなり、柔軟性が増すことで、腰痛や肩こりが和らぐ可能性があります。
これらの変化は、始めてすぐに劇的に現れるわけではありません。数週間から数ヶ月程度で、少しずつ体が変わってきたことを感じられることが多いでしょう。焦らず、ご自身のペースで続けてみてください。
まとめ
今回は、体力ゼロでも、起き上がるのも面倒な時でも取り組める、「寝ながらできる」超簡単フィットをご紹介しました。
ドローインでお腹のインナーマッスルに、ヒップリフトでお尻と体幹に、ニーツイストで背骨と腰にアプローチできます。どれも数分でできる簡単な動きばかりです。
まずは、今日から、今から、布団やベッドの上で試してみてはいかがでしょうか。たった数分の「寝ながらフィット」が、あなたの体を変える第一歩となるかもしれません。無理なく、ご自身のペースで続けていきましょう。